オーバーサスペンションの効果を検証!愛車MT-09でよしだが実験! プロトツーリング部#201
1. オーバーサスペンションとは?
引用:AELLA
業界に革命を起こす、新しい概念。
Oversuspension(オーバーサスペンション)は、イタリア SUPREME TECHNOLOGYが開発したまったく新しいカテゴリのパーツです。
振幅のいちばん大きい箇所にウエイト(重し)をつけて逆位相とし、振幅を相殺して振動を小さくするものですが、F1では、2005年ルノーRS25に搭載され、当時皇帝といわれたミハエル・シューマッハを擁するフェラーリを打ち破る要因となり、その後FIAによって使用が禁止された禁断のパーツ。他にも、建築業界でもビルの免震構造にこの仕組みが使用されています。
1.1 基本情報
基本的に車種専用設計
本体には中に重りとバネが入っています。本体重量 オンロードモデル用 298g/オフロードモデル用 338g
2.愛車MT-09を使った実験の目的
すでによしだ自身は愛車MT-09で、その性能は体感済です。しかし客観的に目で見えるカタチで効果を伝えたいということで、今回の実験に至りました。
3. 実験の手順
後輪強制振動装置(ダイエット用の振動マシン)
この機械にリアタイヤを乗せることで、疑似的に走行中の振動を作り出します。
(効果を分かりやすくするため、リアサスペンションは外してフリーの状態にしています)
そしてオーバーサスペンションの有り無しで効果を比較します。
まずはノーマル状態から
上下に激しく振動し、強振していくとタイヤがマシンから離れ単独で弾みはじめます。
3.2 オーバーサスペンションの取り付け
この商品は車種専用設計になります。
専用ブラケットを車両に取り付け、オーバーサスペンション本体を取付けます。今回はよしだの愛車MT-09にAELLA オーバーサスペンション MT-09 17-20 を装着しています。
4. 実験結果の分析
今回はスマホのアプリケーションで加速度スペクトルというものを使い計測してみます。
4.1 サスペンションの乗り心地
今回のスマホアプリでは変化は見て分かったものの、正確に数値的な違いは分かりませんでした。結果的には実走して体感した方がわかりやすいという結論に。
4.2 ハンドリングの改善度
サーキットでは縁石、一般道では減速帯やバンピーな路面や、都度変わる路面状況での変化による突然のギャップ等の衝撃を緩和してくれます。よって、よしだが実走で体感した時の「しっとりとした印象」になっているとかと思います。
4.3 安定したトラクションによるコントロール性向上
タイヤの上下の動きを和らげることで、絶えず一定のトラクションをかけることで、コントロール性能が向上します。
5. 結論と今後の展望
オーバーサスペンションは装着することで、一般道においては初めての道での予期せぬギャップや減速帯等でも一定のトラクションを維持することで、安心で安定したライディングをアシストすることが可能です。