寒い冬はメンテナンス　～フォークオイルシール編～　

アリート　フロントフォーク　オイルシール

通常フォークオイルシールにはNBRという素材が用いられています。それは、比較的安価に出回っており、入手し易いという点が挙げられ、純正品として採用されているオイルシールの多くはNBR製となっております。 Arieteではパフォーマンスに重きを置き、NBRに代えXNBR素材を採用したARIフォークオイル・ダストシールを提供しております。

XNBRとは?

フォークオイルシールはフロントフォークの往復運動を受けながら、フォークオイルをフォーク内に密閉する働きが求められます。ストロークを繰り返す中で常にシールとフォークの間で触れているため摩耗してしまい、当然そこで生まれた隙間からオイル漏れを引き起こしてしまうのです。
従来のNBRと比較し摩耗や引き裂きに強く、熱やフォークオイルに含まれる添加物つまり薬品への耐性も高い素材です。下記の通り、NBRと比較し耐摩耗性において約3倍、耐破断性では約1.5倍という優れた性質を持ちます。

一方であまりにシール能力が高く、密着性の高いコンパウンドを使用している為、特殊なARISILグリスの使用を推奨しております。このグリスは金属・ラバー用として優れている事からNASAスペースプログラムでも採用されております。フォークシール用途においてはフリクションの低減・長寿命化に寄与します。

※ARIフォークシールは全てこのARISILグリスが同梱されております。

樹脂部品の製造において歴史・技術を持つArieteだから作る事の出来るフォークシール

ariete : アリート

ariete(アリート)は、1947年にサンドロ・メンタシティ氏によってイタリアに設立され、世界大戦後に自宅の地下室にて自転車やバイクのタイヤ用インナーチューブの製造を行っておりました。現在では近代的な設備を投入し、フォークオイルシール・グリップ・ゴーグルを始めとした様々な製品開発を行い、世界各国に供給しております。