グッドデザインアワード2024受賞展示に行ってきました:未来を創るデザインの力
グッドデザインアワード2024とは?
展示会場は様々な分野で特に優れたデザインとして高く評価された「グッドデザイン・ベスト100」
グッドデザインアワードの歴史と目的
プロトも4年前から参加しています。写真は2024イガヤツーリングシートバッグ
グッドデザインアワードは、1957年に設立された「グッドデザイン商品選定制度」が前身で、国内で最も権威あるデザイン賞の一つです。公益財団法人日本デザイン振興会が運営しており、生活に良いデザインを取り込み、社会全体を豊かにすることを目的としています。プロダクトデザインから都市環境まで、広範なジャンルを対象にしています。受賞した作品には「Gマーク」が付与され、市場における信頼の証として機能しています。
2024年度の特徴とテーマ
グッドデザインアワード2024のテーマは「勇気と有機のあるデザイン」です。今年度は、自然との共生を考慮した有機的なデザインと、新しい挑戦をする勇気あるデザインが求められました。審査対象となったのは5,773件で、その中から1,579件が受賞し、最終的に20件の金賞作品が選ばれました。また、新たな選出方法として、金賞の中から大賞が選ばれるプロセスが採用されました。
開催場所と期間
グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」は、六本木にある商業施設 東京ミッドタウンで開催されました。開催期間は2024年11月1日(金)から11月5日(火)までで、開場時間は11:00から19:00(最終日は18:00閉場)です。本展示は「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」としてデザインの魅力を体感できるイベントです。会場内では、安全性や環境に考慮した最新のデザインが展示され、訪れる人々に新しい発見と感動を提供します。
注目の受賞作品紹介
グッドデザイン大賞受賞作品:RESILIENCE PLAYGROUND
グッドデザインアワード2024の大賞を受賞した作品「RESILIENCE PLAYGROUND」は、株式会社ジャクエツによる革新的なプロジェクトです。このプロジェクトは、障がいの有無にかかわらず楽しめる遊具の開発を目指しており、社会のバリアフリー化に貢献することを目的としています。
RESILIENCE PLAYGROUNDは、ただ遊びを提供するだけでなく、子供たちの多様なニーズに対応するデザインが施されています。このプロジェクトを通じて、すべての子どもたちが一緒に遊び、学び、成長できる環境の重要性を再認識させてくれます。
作品の開発には、さまざまな専門家や関係者の協力があり、「たくさんの人に助けてもらった」と受賞者もコメントしています。プロダクトデザインの域を超えた意義深い取り組みが、この作品に対する高い評価の理由となっています。グッドデザイン賞受賞展での展示を通じて、多くの来場者がその可能性を実感することができるでしょう。
受賞作品の展示の見どころ
ロングライフデザイン
同じ二輪業界から ダートフリーク
デザインの重要性と未来への影響
デザインがもたらす社会的影響
デザインは私たちの日常生活を豊かにするだけでなく、社会全体に対して重要な影響を与える力を持っています。グッドデザインアワードのような評価制度を通じて、優れたプロダクトデザインやアイデアが社会に普及することで、持続可能な環境の実現や、日常生活の利便性向上に貢献しています。
特に障がいの有無にかかわらず利用できる遊具を提供する「RESILIENCE PLAYGROUND」プロジェクトは、多様なニーズを尊重する共生社会の実現に寄与しています。このように、デザインがもたらす社会的影響は計り知れず、私たちが直面している多くの課題を解決する糸口となるのです。
未来を創る新しいデザインの力
未来を創造する上で、新しいデザインの力は不可欠です。2024年度のグッドデザイン賞では「勇気と有機のあるデザイン」をテーマとして、自然と共生できるデザインや、人々の生活を根本から変える革新的なアイデアが数多く選出されました。
このようなデザインに対する取り組みは、私たちの未来に対する希望をもたらします。デザインが単なる見た目の美しさを超えて、持続可能な社会を築くためのツールとなることを再認識し、この力を最大限に活用することが求められています。私たちはこの展示を通して、デザインの可能性とその重要性を改めて感じることができました。